富士通春モデル キムタク&マー君CM
昨年末あたりから、各社PCの春モデルを発表してきました。
そろそろ新生活(入学・入社)シーズンになってくるので、CMも盛んになってきましたね。
中でもロングランシリーズになっている富士通の木村拓哉CMですが、今回も競演メンバがサプライズ。なんと楽天の野村監督とマー君(田中将大選手)が出演してるんですね。
演技はまぁノーコメント(^-^;)ですが、話題性はありますね。
各モデルの中で注目はLOOXの新ラインアップ、「LOOX R」でしょうか。
まず、なんといっても「R」って名前がいい(笑)。速いクルマなどを連想させるシリーズ名はいいですよね。
また、12.1ワイド液晶で1kgそこそこという軽さも魅力。ほしい。
ちなみに富士通FMVシリーズ、デジタル放送のダビングができるものが登場しています。「え、デジタル放送ってダビング不可じゃん」と思った方は鋭い。普通はダメなところ、実はかなりの裏技を使って実現しているようです。
「ダビングすればいいんですよ」の意味
現状、地デジなどのデジタル放送はダビング(コピー)ができないようになってます。
デジタル番組をHDDレコーダーで録画すると「これ以上のコピーはダメ」状態で録画され、DVDに書き出したりするときはムーブ(移動)のみが許されます。つまり、「普段はHDDで再生するけど安全のためにDVD(もしくはBlu-rayなど)に保存しておきたい」ってのは許されないわけ。もちろん書き出したDVDもコピー禁止になります。
もちろんこの制限はPCで録画する場合も同じで、これまではHDDで見るか書き出したDVDで見るかを選択するしかありませんでした。
しかしFMVでは、かなり制限事項は多いものの「HDD側に元データを残したままDVD等にコピーを作成」ができちゃいます。というわけで種明かししますね。
「ダビング」を可能にした裏技
前項のとおり、本来デジタル放送はダビングできません。
しかし、「ユーザーがDVDに直接デジタル番組を録画しようとしたが、誤って別のディスクを入れてしまっていた」などの事故を防ぐための措置として、HDDからは直接再生できないバックアップを1個だけHDD上に作成することが規約上許されています。
FMVはこの規約をうまーく使って、録画時にHDD再生用とこのバックアップの両方のデータを作成し、その後バックアップ側をDVD等に書き込むことにより、見た目「ダビング」を実現しています。
再生用のデータをDVD等にコピーしているわけではないので厳密には「ダビング」ではないのですが、まぁ細かいところは気にしないということで。
なおバックアップデータは「1つのマシンに1つ」しか作成・保持できない」という規約になっているので、そのバックアップをディスクに書き出すまで、他の番組はダビング用に録画できない模様です。とっておきのドラマに限定するなど、用途は限られるかもしれませんね。
まとめ
というわけで、キムタクがさらっと言う「ダビングすればいいんですよ」の裏には、実は結構ややこしい背景があったというわけでした。
なお、デジタル番組のコピーに関する規約を緩めた「ダビング10」なる方式が施行されることになっています。ただ、多少制限はゆるくなったものの無制限なコピー・バックアップはダメということなので、利便性がものすごく上がるわけではなさそう。
これだけ見ると現行のアナログ放送のほうがわかりやすいですよね。
デジタル化は進化ではなく退化なんじゃない?と思ってる今日この頃です。
関連サイト
CMギャラリー (富士通)
今回の木村拓哉&マー君のCMが見られます。
撮影エピソードやキムタク壁紙などのコンテンツもありますね。
富士通ショッピングサイトWEB MART
富士通の直販サイトです。
カスタムメイドについては年中クーポンを配ってるので、そのへんの電気屋さんより安いかもしれません。
Hothotレビュー (PC Watch)
2005年の記事ですが、「ダビング」について詳細が載ってます。
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